Microsoft Teamsを利用していて、チャットをもっと賑やかにしたいと感じたことはありませんか。文字だけのやり取りでは伝わりにくいニュアンスや、ちょっとした感謝の気持ちを表現するのに最適なのが「GIF(ジフ)」機能です。Teams GIFを活用すれば、チームのコミュニケーションをより円滑で楽しいものに変えることができます。
しかし、いざ使おうと思った時に「アイコンが見当たらない」「なぜか画像が動かない」といったトラブルに直面することもあります。本記事では、TeamsでのGIFの送り方といった基本操作から、管理者設定による表示のトラブル解決、さらにはビジネスシーンでのマナーまでを分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
Teams GIFの基本的な使い方と送り方

TeamsでGIFを利用する方法は非常にシンプルですが、PC版とスマートフォン版では少し操作感が異なります。まずは、日常のチャットでスムーズにGIFを送信するための基本的な手順を確認していきましょう。難しい設定は不要で、標準機能として備わっているツールを使ってすぐに始められます。
デスクトップアプリでのGIF送信手順
PC版のTeamsアプリでGIFを送るには、メッセージ入力欄のすぐ下にあるアイコンに注目してください。「GIF」と書かれた四角いアイコンをクリックすると、現在トレンドとなっている画像が一覧で表示されます。ここから好みのものを選ぶだけで、簡単にメッセージに添えることが可能です。
特定の感情や状況を表現したい場合は、表示されたウィンドウの上部にある検索バーを利用しましょう。例えば「ありがとう」や「お疲れ様」といったキーワードを入力すると、その内容にぴったりのアニメーション画像が絞り込まれます。英語だけでなく日本語での検索にも対応しているため、直感的に探せるのが魅力です。
画像を選択すると、送信前にプレビューが表示されます。そのまま送信ボタン(紙飛行機アイコン)を押せば相手に届きます。もし別の画像に変えたい場合は、プレビュー画面にある「×」ボタンで取り消すこともできます。相手との関係性や会話の流れに合わせて、最適な一枚を選んでみてください。
スマホアプリ版でのGIF送信方法
外出先や移動中にスマホからTeamsを利用している場合も、GIFの送信は簡単です。メッセージ入力欄の横にある「+」アイコンをタップするか、ツールバーに表示されている「GIF」アイコンを直接タップします。画面構成はPC版と似ており、スワイプ操作で多くの画像を確認できるのが特徴です。
スマホ版では、画面をタップするだけで候補が次々と切り替わるため、よりスピーディーに検索が行えます。検索窓にキーワードを入れて、動きのあるスタンプのような感覚で選んでみましょう。モバイル回線を利用している場合は、データ通信量に配慮して短時間で選ぶのがおすすめです。
送信方法はPCと同様に、選んだ画像を確認してから送信ボタンを押すだけです。スマホ独自の絵文字やステッカー機能と組み合わせて使うこともできるため、より感情豊かなコミュニケーションが可能になります。操作を一度覚えてしまえば、いつでもどこでもチームメンバーに元気を与えるメッセージを送れるようになります。
お気に入りのGIFを素早く見つけるコツ
頻繁に使うGIFがある場合、毎回検索するのは手間がかかります。Teams自体には現状「お気に入り保存」という直接的な機能はありませんが、検索履歴をうまく活用することで効率化が図れます。よく使う言葉、例えば「祝」や「了解」などのキーワードを覚えておくと、すぐに候補を呼び出せます。
また、Teams内で提供されているGIFは「GIPHY(ギフィー)」という世界最大級のプラットフォームと連携しています。トレンドは日々変わりますが、定番のリアクション画像は常に上位に表示されやすい傾向にあります。自分の中で「このキーワードならこの画像」というパターンを作っておくと便利です。
どうしても特定の画像を保存しておきたい場合は、一度自分宛てのテストチャットなどで送信しておき、そのメッセージを「保存済み」リストに追加するという裏技もあります。こうすることで、後からいつでも見返すことができ、必要に応じて再利用の参考にすることが可能です。
GIFとは「Graphics Interchange Format」の略称で、複数の画像をパラパラ漫画のように連続再生することで動いて見える画像形式のことです。動画ファイルよりも軽量で、特別な再生プレイヤーがなくてもブラウザやアプリ上で自動再生されるのが大きな特徴です。
TeamsでGIFが表示されない・送れない原因と解決策

TeamsでGIFを使おうとした時に、アイコン自体が消えていたり、画像を選択してもエラーが出たりすることがあります。これは故障ではなく、多くの場合「設定」や「アプリの状態」が原因です。ここでは、GIFが正常に動作しないときによくある原因と、その解決方法について詳しく見ていきましょう。
管理センターの設定でGIFがオフになっている場合
最も多い原因の一つが、組織のIT管理者がGIF機能を無効にしているケースです。企業によっては、業務に集中するためやセキュリティポリシーの観点から、エンターテインメント要素の強い機能を制限していることがあります。アイコンが表示されない場合は、まずこの設定を疑いましょう。
管理者側で設定を変更するには、Microsoft 365 管理センターの「Teams 管理ポリシー」にアクセスする必要があります。メッセージングポリシーの中で「チャットで GIF を使用する」という項目がオンになっているかを確認してください。もしここがオフであれば、ユーザー側でどれだけ操作してもGIFは表示されません。
もしあなたが一般ユーザーであれば、情報システム部門などの管理者に相談してみるのが近道です。「チームの親睦を深めるために活用したい」といった具体的なメリットを伝えると、設定が見直されるかもしれません。組織全体で許可されているかどうかを知ることは、トラブル解決の第一歩です。
コンテンツの評価(不適切な内容)による制限
TeamsのGIF機能には、不適切な画像が表示されないようにするためのフィルタリング機能が備わっています。管理設定において「コンテンツの評価」が厳しく設定されていると、検索結果が極端に少なくなったり、特定の画像が表示されなかったりすることがあります。
評価レベルには「制限なし」「低」「中」「厳格」などの段階があります。「厳格」に設定されている場合、少しでも大人向けと判断された画像や、解釈が分かれるような画像はすべて除外されます。これにより、健全なビジネス環境は保たれますが、表現の幅が狭まってしまうこともあります。
この設定も管理者がコントロールする項目であるため、特定のキーワードで何もヒットしない場合は制限がかかっている可能性が高いです。設定を変更してもらうか、制限の範囲内で使える適切なキーワードを探して代用するようにしましょう。フィルタリングはあくまで「安全な利用」のための仕組みです。
アプリのキャッシュが原因で動作が不安定な時
設定に問題がないはずなのにGIFが動かない、あるいは読み込みが終わらないという場合は、Teamsアプリ内の「キャッシュ(一時保存データ)」が影響している可能性があります。長期間アプリを使っていると、古いデータが蓄積されて動作に悪影響を及ぼすことがあるため、掃除が必要です。
キャッシュを削除するには、一度Teamsを完全に終了してから、PC内の特定のフォルダ(AppDataなど)にあるTeams関連のファイルを削除する操作を行います。これにより、次回起動時に最新の状態データが作り直され、GIF機能が正常に復旧することがよくあります。少し高度な操作ですが、PCトラブル解決の定番手法です。
スマホ版の場合は、アプリを一度アンインストールして再インストールするか、スマホ本体の再起動を試すのが効果的です。アプリのバージョンが古い場合も不具合が起きやすいため、App StoreやGoogle Playで最新のアップデートが届いていないかもあわせて確認しておきましょう。
キャッシュをクリアしてもチャット履歴やファイルが消えることはありませんので安心してください。ただし、再ログインが必要になる場合があるため、パスワードは手元に用意しておきましょう。
TeamsのGIF機能をもっと便利に使いこなす設定

TeamsのGIF機能は、ただ送るだけではなく、自分の好みやPCのスペックに合わせてカスタマイズすることが可能です。快適な操作環境を整えることで、仕事の邪魔をせずに楽しむことができます。ここでは、知っておくと得をする便利な設定項目についてご紹介します。
GIPHYの評価レベルを変更して表示範囲を調整する
組織の管理者に権限がある場合、GIPHYから取得するコンテンツの許容範囲を調整できます。これは先ほど触れた「コンテンツの評価」に関連しますが、ビジネスでの利用において「どこまでユニークな画像を許すか」という基準を決める重要な設定です。
例えば、クリエイティブな職場であれば制限を緩やかにし、より多種多様なGIFを使えるようにすることでコミュニケーションを活発化できます。逆に、非常に硬い業界であれば「厳格」に設定し、誤解を招くような画像が一切出ないように管理するのが適切です。
ユーザーはこの設定を直接変えることはできませんが、表示される内容が不自然に偏っていると感じたときは、この評価レベルの存在を思い出してください。管理者に「もう少しバリエーションが欲しい」と提案する際の具体的な根拠として役立つ知識となります。
アニメーションを停止してPCの負荷を軽減する方法
古いPCやスペックの低いデバイスを使っている場合、大量のGIFがチャット画面で一斉に動くと、動作が重くなることがあります。また、視覚的にチカチカするのが苦手な方もいるでしょう。そんな時は、Teamsの設定からアニメーションの自動再生をオフにすることができます。
Teamsの「設定」メニューから「アクセシビリティ」を選択し、「アニメーションを表示する」のチェックを外してください。この設定を有効にすると、GIF画像は静止画として表示されるようになり、クリックした時だけ動くようになります。これにより、PCへの負荷を大幅に抑えることが可能です。
この設定は自分自身の画面表示にのみ影響します。自分がオフにしていても、相手の画面では元気にGIFが動いているので安心してください。集中力を維持したい時や、バッテリーを節約したいモバイル環境での利用時にも非常に有効なカスタマイズ方法です。
外部のGIF作成ツールと連携させるメリット
標準の検索機能だけでなく、自分で作成したオリジナルのGIFをTeamsで使いたいという場面もあるでしょう。実は、専用のウェブサービスやアプリで作成したGIFファイルを「画像ファイル」としてアップロードすることで、標準機能と同様に動く画像として送信できます。
例えば、自社のロゴが動くGIFや、プロジェクトの成功を祝う特製のアニメーションなどを作成すれば、チームの士気がさらに高まります。外部ツールで作成したファイルをPCに保存し、メッセージ入力欄の「ファイルを添付」から送信するだけなので、手順も非常に簡単です。
ただし、自作GIFを送る際はファイルサイズに注意しましょう。あまりに巨大なファイルだと相手の読み込みに時間がかかってしまいます。適切な圧縮を行い、スムーズに表示されるサイズに調整するのが、スマートなユーザーとしてのマナーと言えます。
ビジネスチャットにおけるGIF活用のマナーと注意点

Teamsはあくまでビジネスツールであるため、GIFを使用する際にはプライベートなSNSとは異なる配慮が必要です。適切なタイミングで使えば「親しみやすい人」という印象を与えられますが、使い方を誤ると不快感を与えてしまうリスクもあります。ここでは、押さえておきたいマナーを解説します。
TPOに合わせたGIF選びのポイント
最も大切なのは、その場の状況(Time)、場所(Place)、場合(Occasion)を考えることです。例えば、真剣なトラブル報告や謝罪の場において、コミカルな動きをするGIFを送るのは絶対に避けなければなりません。相手が「真剣に考えていない」と受け取ってしまう可能性があるからです。
逆に、プロジェクトが一段落した際のお祝いや、朝の挨拶、気軽な雑談の中では、GIFが非常に良いスパイスになります。言葉だけでは冷たく感じられがちなテキストコミュニケーションにおいて、笑顔や拍手のアニメーションは、あなたのポジティブな感情をダイレクトに伝えてくれます。
送る相手との距離感も重要です。上司や役員といった目上の人に対しては、最初は控えめにし、相手も使っているようであれば取り入れるといった様子見も必要です。文化が異なる海外のメンバーとやり取りする場合は、ジェスチャーの意味が国によって違うこともあるため、より慎重に選びましょう。
多用しすぎによる情報の埋没を防ぐ工夫
GIFは視覚的に非常に目立ちます。そのため、一回のチャットに何度もGIFを投稿すると、本当に伝えたいテキストメッセージが画面の外に流れてしまい、他のメンバーが情報を追いかけにくくなることがあります。特に、多くの人が参加するグループチャネルでは注意が必要です。
効果的な使い方は、メッセージの最後に一つだけ添える、あるいは「返信」機能を使って特定の話題に対してのみリアクションとして使う方法です。これにより、メインのタイムラインを邪魔することなく、自分の意図を強調することができます。あくまで「補足」として活用するのがコツです。
また、点滅が激しいものや、色が派手すぎる画像も控えるのが無難です。仕事中に何度も派手な動きが視界に入ると、他のメンバーの集中を削いでしまう恐れがあります。シンプルで分かりやすい動きのものを選ぶことで、洗練された大人のコミュニケーションを演出できます。
文化や価値観の違いに配慮した表現
Teamsで提供されているGIFの多くは海外製(主にGIPHY)であるため、中には日本人の感覚とは少し異なるユーモアが含まれていることがあります。特定のキャラクターや映画のシーンを引用した画像は、元ネタを知らない人にとっては意味不明であったり、誤解を招いたりすることもあります。
特に、政治的なニュアンスが含まれるものや、特定の属性を揶揄するような表現は、ビジネスシーンではタブーです。たとえ面白半分であっても、一度送信したものは証拠として残ってしまいます。選ぶ際は「誰が見ても不快にならないか」という視点を常に持つように心がけましょう。
基本的には、笑顔、感謝、拍手、驚きといった、共通認識を得やすい普遍的な感情を表現した画像を選ぶのが安全です。もし送った後に「不適切だったかも」と感じたら、すぐにメッセージを削除または編集する勇気も必要です。柔軟な対応が、良好な人間関係を維持します。
迷った時は、相手が使っているGIFのテイストに合わせてみるのが一番安全な方法です。相手の好みに寄り添うことで、より親密なコミュニケーションが図れます。
Teams GIFに関するよくある疑問とトラブルQ&A

ここまで基本的な使い方から応用までを解説してきましたが、まだ解決しない疑問があるかもしれません。ここでは、ユーザーからよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。技術的なトラブルから仕様の詳細まで、かゆいところに手が届く情報を網羅しています。
オリジナルのGIF画像をアップロードできる?
はい、可能です。Teamsの標準的なGIF検索機能の中には自分のファイルを登録することはできませんが、チャットにファイルを添付する形式で送信すれば、相手の画面でもアニメーションとして再生されます。自作のGIFアニメや、ネットからダウンロードしたファイルを活用しましょう。
送信手順は、メッセージ入力欄の下にある「添付(クリップのアイコン)」をクリックし、PCから画像ファイルを選択するだけです。この際、ファイル形式が「.gif」であることを確認してください。静止画の「.jpg」や「.png」では、どれだけ加工しても動くことはありません。
ただし、組織の設定でファイルのアップロード自体が制限されている場合はこの方法は使えません。その場合は、管理者に許可を求めるか、標準のGIF検索機能の範囲内で楽しむようにしましょう。オリジナル画像はインパクトが大きいため、ここぞという場面で使うと効果的です。
GIFが動かない・静止画になってしまう時は?
GIFを送信したのに動かない、あるいは届いた画像が止まっているという現象にはいくつかの理由があります。まず確認すべきは、自身のTeams設定で「アニメーションを表示する」がオフになっていないかです。設定がオフだと、すべてのGIFがただの画像として表示されます。
次に、ネットワーク環境の影響が考えられます。インターネット回線が極端に遅い場合、GIFの読み込みに時間がかかり、最初の1コマ目だけが表示された状態で停止することがあります。少し待ってみるか、回線状況が良い場所に移動して再試行してみてください。
また、稀に送信したGIFファイル自体が壊れているケースもあります。特定の画像だけが動かない場合は、他の画像で試してみましょう。もしすべての画像が動かないのであれば、アプリの再起動や、先ほど紹介したキャッシュのクリアを試すことで解決する可能性が高いです。
特定のユーザーだけGIFが使えない現象の理由
同じチーム内でも「Aさんは使えるのにBさんは使えない」ということが起こり得ます。これは、ユーザーごとに異なる「メッセージングポリシー」が割り当てられているためです。大規模な組織では、部署や役職によって使える機能を細かく分けていることがあります。
例えば、広報や企画部門には表現の自由度を高めるためにGIFを許可し、機密情報を扱う部門には制限をかけるといった運用がなされることがあります。この場合、個人のPC設定をどう変えても解決しないため、IT部門の設定状況を確認してもらうしかありません。
また、ゲストユーザー(外部の人)としてチームに参加している場合も、招待した側の組織設定によってはGIF機能が制限されることがあります。もし業務上どうしても必要であれば、ホスト側の管理者にポリシーの変更を依頼してみるのが良いでしょう。
| 現象 | 主な原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| アイコンが出ない | 管理者のポリシー設定 | IT部門へ相談 |
| 画像が動かない | アクセシビリティ設定 | アニメーション設定をON |
| 検索がヒットしない | フィルタリング設定 | キーワードを変えてみる |
| 動作が重い | PCのスペック不足 | キャッシュをクリアする |
Teams GIFを賢く活用して円滑なコミュニケーションを!
TeamsのGIF機能は、単なる遊び道具ではなく、リモートワークやデジタル環境における「非言語コミュニケーション」を補う強力なツールです。文字だけでは伝わりにくい熱意や優しさを、一枚の画像が代弁してくれます。本記事で紹介した手順や対処法を知っていれば、もう操作に迷うことはありません。
表示されないトラブルの多くは設定やキャッシュが原因ですので、まずは落ち着いてチェックしてみましょう。また、ビジネスシーンならではのマナーを守り、相手への思いやりを持って活用することが、良好なチームビルディングへの近道となります。ぜひ今日からのチャットに、彩り豊かなGIFを取り入れてみてください。



