パソコンでWi-Fiの利用できるネットワークが表示されない原因と解決策を解説

パソコンでWi-Fiの利用できるネットワークが表示されない原因と解決策を解説
パソコンでWi-Fiの利用できるネットワークが表示されない原因と解決策を解説
PC本体・ネット・ブラウザ

パソコンを使っていて、いざインターネットに繋ごうとした時に「利用できるネットワーク」の一覧が空っぽで困ったことはありませんか。昨日まで使えていたのに、突然Wi-Fiの名前(SSID)が一つも出てこなくなると、焦ってしまいますよね。この現象は、パソコンの設定ミスからルーターの不具合、あるいはシステムの一時的なエラーまで、さまざまな要因が考えられます。

この記事では、パソコンでWi-Fiの利用できるネットワークが表示されないトラブルに直面した方に向けて、初心者の方でも簡単に試せる解決方法をステップバイステップで詳しく解説します。難しい専門用語も噛み砕いて説明しますので、一つずつ順番に確認していきましょう。この記事を読み終える頃には、きっと元の快適なネット環境を取り戻せているはずです。

パソコンのWi-Fiで利用できるネットワークが表示されない主な原因

トラブルを解決するためには、まず「なぜ表示されないのか」という根本的な原因を知ることが大切です。闇雲に設定をいじるよりも、可能性の高い原因から切り分けていく方が、結果として早く解決に繋がります。ここでは、ネットワーク一覧が表示されなくなる代表的な3つの原因について詳しく見ていきましょう。

パソコン本体のWi-Fi機能が無効になっている

意外と多いのが、パソコンのWi-Fi機能自体がオフになっているケースです。ノートパソコンの場合、キーボードの操作や物理的なスイッチでWi-Fiをオフにできるモデルがあります。また、Windowsの設定上でWi-Fiが「オフ」になっていれば、当然ながら周囲の電波を探すことができず、一覧には何も表示されません。

また、最近のパソコンでは「機内モード」という機能が搭載されています。これがオンになっていると、Wi-FiだけでなくBluetoothなどのすべての無線通信が遮断されてしまいます。カバンの中でボタンが押されたり、ショートカットキーを誤って入力したりすることで、自覚がないままオフになっていることは珍しくありません。まずは基本に立ち返り、機能が有効かどうかを確認しましょう。

さらに、デスクトップパソコンなどで外付けのWi-Fiアダプター(USB子機)を使用している場合は、そのアダプターが正しく認識されていない可能性もあります。接触不良や、一時的な電力供給の不足によって、アダプターが動作を停止していると、ネットワーク一覧は真っ白になってしまいます。まずは「入り口」が閉じていないかを確認することが第一歩です。

ネットワークアダプターのドライバーに不具合がある

パソコンの内部には「ネットワークアダプター」という、Wi-Fi電波を処理するための部品が入っています。この部品をWindows上で正しく動かすための専用ソフトを「ドライバー」と呼びます。このドライバーに不具合が起きたり、バージョンが古すぎたりすると、Wi-Fi機能が正常に動作しなくなり、ネットワークの検索ができなくなります。

Windows Update(ウィンドウズ・アップデート)が行われた直後などに、このドライバーとの相性が悪くなり、突然Wi-Fiが認識されなくなるトラブルはよく報告されています。ドライバーは目に見えない部分で動いているため気づきにくいですが、ハードウェアが故障していなくてもソフト側の問題で「Wi-Fiがないもの」として扱われてしまうのです。

この場合、デバイスマネージャーという管理画面からドライバーの状態を確認し、再起動や再インストールを行うことで解決する場合がほとんどです。物理的な故障を疑う前に、ソフト面でのエラーを疑ってみる価値は十分にあります。一見難しそうに聞こえますが、操作手順自体はシンプルですので安心してください。

ルーター側の設定や電波状況に問題がある

パソコン側に問題がなくても、親機である無線LANルーター側でトラブルが起きていると、ネットワーク一覧に表示されません。ルーターがフリーズしていたり、電波の送信が停止していたりする場合です。特に、特定のパソコンだけでなくスマホなど他のデバイスでもWi-Fiが見つからない場合は、ルーター側を疑うべきでしょう。

また、ルーターの設定で「SSIDステルス機能」が有効になっている場合も注意が必要です。これは、Wi-Fiの名前を外部から見えないように隠す機能です。この機能が働いていると、パソコンの「利用できるネットワーク」一覧には自動的に表示されず、手動でネットワーク名を入力して追加する必要があります。

その他にも、電子レンジのノイズによる干渉や、ルーターとの距離が遠すぎて電波が届いていない可能性も考えられます。壁や家具などの障害物によって電波が遮断されると、パソコンがWi-Fiを拾いきれず、一覧に表示されないことがあります。環境的な要因も、原因の一つとして頭に入れておきましょう。

まず試したい!基本的な設定の確認方法

原因がわかったところで、次は具体的な対処法を試していきましょう。まずはパソコンの設定を少し変更するだけで直る可能性がある、最も手軽な方法から紹介します。これだけで解決することも多いため、焦らず順番に操作を行ってみてください。

機内モードがオンになっていないか確認する

真っ先に確認すべきは、Windowsの「機内モード」設定です。画面右下の通知領域(タスクバーの右端)にあるネットワークアイコンやスピーカーアイコンをクリックしてみてください。そこに飛行機のマークが表示されており、青色などで強調されていれば、機内モードが「オン」になっています。これをクリックして「オフ」に切り替えるだけで、Wi-Fiが復活することがあります。

もし通知パネルに機内モードのボタンが見当たらない場合は、Windowsの「設定」アプリを開き、「ネットワークとインターネット」の項目から機内モードの状態を確認できます。機内モードがオンの間は、パソコンは一切の電波を発信・受信しない設定になるため、たとえWi-Fiの親機が目の前にあったとしても、接続先の一覧には何も出てきません。

ノートパソコンをお使いの方は、キーボードの「F12」キーなどに飛行機のアイコンが描かれていないか確認してください。「Fn」キーと一緒にそのキーを押すことで、意図せず機内モードが切り替わってしまうことがあります。一度オン・オフを入れ替えてみて、Wi-Fiのアイコンが復活するかどうかを確認してみましょう。

Wi-Fiのオン・オフを切り替えてみる

機内モードに問題がなければ、次はWi-Fi機能そのものを一度「オフ」にしてから、再度「オン」に戻してみましょう。スマートフォンの通信が不安定なときにWi-Fiを入れ直すと直ることがありますが、パソコンでも同様のことが言えます。一時的な読み込みエラーであれば、このスイッチの入れ直しだけでリフレッシュされ、一覧が表示されるようになります。

操作は簡単です。タスクバー右下のWi-Fiアイコンをクリックし、青くなっている「Wi-Fi」のパネルをクリックして一度グレー(オフ)にします。数秒待ってから、再びクリックして青色(オン)に戻してください。このとき、周囲のWi-Fi情報を再スキャンするため、一覧が表示されるまでに5〜10秒ほどかかる場合がありますので、少し待ってみるのがコツです。

もし、スイッチをオンにしても勝手にオフに戻ってしまう場合や、スイッチ自体がグレーアウトして操作できない場合は、パソコン内部のシステムに不具合が生じている可能性があります。その場合は、一度パソコンを完全に再起動させてみてください。単なる「再起動」ではなく、電源を切ってからしばらく待つ「放電」も効果的です。

【豆知識:完全シャットダウンのススメ】

Windows 10や11では、通常のシャットダウンは「高速スタートアップ」という機能が働いており、完全に情報をリセットしていません。「Shift」キーを押しながら「シャットダウン」をクリックすることで、システムを完全に終了させてリフレッシュすることができます。トラブル時にはぜひお試しください。

Windowsのトラブルシューティングツールを実行する

Windowsには、システムが自動で問題を診断して修復してくれる「トラブルシューティングツール」が備わっています。自分でどこを設定すればいいかわからない時は、この機能を頼ってみましょう。設定アプリの「システム」または「ネットワークとインターネット」の中に「問題の解決」や「トラブルシューティング」という項目があります。

ここで「ネットワークアダプター」や「インターネット接続」を選択して実行すると、Windowsが内部でWi-Fiの状態をチェックし始めます。もしドライバーが止まっていたり、設定が無効になっていたりすれば、自動的に修正してくれます。完了後に「問題を特定できませんでした」と出ることもありますが、診断の過程でネットワークのリセットが行われ、直るケースも少なくありません。

このツールは、私たちが普段意識しないような深いシステム部分までスキャンしてくれるため、非常に強力です。利用できるネットワークが表示されない原因が、内部サービスの停止などにある場合は、このツールで見つかることが多いです。診断結果に従って「修正を適用する」を選択し、その後Wi-Fiの一覧が戻っているか確認しましょう。

デバイスマネージャーを使ったドライバーの再インストール

基本的な設定を確認しても改善しない場合は、パソコンの「ドライバー」に問題がある可能性が高まります。ドライバーはパソコンの部品とOS(Windows)を繋ぐ通訳のような役割をしていますが、この通訳が正常に働いていない状態です。ここでは、デバイスマネージャーを使った本格的な修正手順を解説します。

ネットワークアダプターの状態を確認する

まずは、Wi-Fiの部品がWindowsに正しく認識されているかを確認します。スタートボタンを右クリックし、メニューから「デバイスマネージャー」を選択してください。ずらりと並んだ項目の中から「ネットワーク アダプター」を探し、その左側の矢印をクリックして詳細を開きます。ここに「Wireless」や「Wi-Fi」という名前が含まれた項目があるはずです。

もしその項目のアイコンに黄色い「!」マークや下向きの矢印が付いている場合、そのドライバーに何らかのエラーが発生しているか、無効化されています。項目を右クリックして「デバイスを有効にする」が表示されていれば、それをクリックするだけで解決します。エラーが出ている場合は、一旦その部品の情報を整理する必要があります。

ネットワークアダプターの項目自体が見当たらない場合は、パソコンが物理的にWi-Fi子機を認識できていない可能性があります。この場合はハードウェアの故障や、接触不良を疑うことになります。しかし、項目が表示されているのであれば、ソフトウェアの操作で直せる可能性が高いので、次のステップへ進みましょう。

ドライバーを更新・再インストールする手順

不具合を起こしているドライバーを正常な状態に戻すために、再インストールを行いましょう。デバイスマネージャーのネットワークアダプター一覧にあるWi-Fiの項目を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。このとき、「このデバイスのドライバーを削除しようとしました」といったチェックボックスが出る場合がありますが、基本的にはチェックを入れずにアンインストールを実行してください。

アンインストールが終わると一覧から項目が消えますが、安心してください。その後、パソコンを「再起動」させます。Windowsは起動時に新しいハードウェアを自動で検知し、標準的なドライバーを自動的にインストールし直してくれる仕組みになっています。この「削除してからの再起動」により、壊れていた設定が初期化され、Wi-Fiが復活することが多々あります。

再起動後、再び「利用できるネットワーク」を確認してみてください。多くの場合、この手順でネットワーク一覧が正常に表示されるようになります。もしこれでもダメな場合は、パソコンメーカーの公式サイトから、別のインターネットが繋がるPCを使って最新のドライバーをダウンロードし、USBメモリ経由でインストールするという方法もあります。

ドライバーのアンインストールを行う前に、念のため現在使っているネットワークアダプターの正確な名称をメモしておくと、万が一自動でインストールされなかった際の検索に役立ちます。

Windows Updateで最新の状態にする

ドライバーの不具合は、Windows自体のバージョンが古いことが原因で起きることもあります。もし、有線LANでインターネットに接続できる環境があるのなら、Windows Updateを実行してみましょう。Windows Updateには、最新のデバイスドライバーも含まれており、更新プログラムを適用するだけで不具合が解消されることがあります。

設定アプリの「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックします。重要な更新だけでなく「オプションの更新プログラム」の中に、ネットワーク関連のドライバー更新が隠れていることもあるので、そちらも確認してインストールしてみてください。システム全体を最新に保つことは、Wi-Fiトラブルを防ぐための基本です。

ただし、Wi-Fiが繋がらないからこそこの記事を読んでいる方が多いと思います。有線LANが使えない場合は、この手順は後回しでも構いません。他の方法で一旦Wi-Fiを復旧させた後に、再発防止のためにアップデートをかけるという流れが良いでしょう。最新のOS環境は、古いドライバーによる脆弱性やエラーからパソコンを守ってくれます。

ネットワークのリセットと再設定の手順

個別の設定を見直してもダメな場合は、パソコンのネットワーク設定を丸ごと初期状態に戻す「ネットワークのリセット」という強力な手段があります。これにより、蓄積された一時的なエラー設定や、競合しているネットワーク情報がすべてクリアされます。いわば「ネットワーク周りの大掃除」です。

ネットワークのリセット機能を実行する

Windowsの設定アプリから「ネットワークとインターネット」に進み、一番下の方にある「ネットワークのリセット」を選択します。「今すぐリセット」ボタンを押すと、確認画面が出た後にパソコンが自動的に再起動します。この操作を行うと、Wi-Fiのパスワードだけでなく、イーサネット(有線)の設定やVPN、仮想スイッチの設定もすべて消えるので注意してください。

【ネットワークリセットの注意点】

・保存していたWi-Fiパスワードがすべて消去されます。
・VPNソフトや一部の仮想化ソフトを使用している場合、再設定が必要になることがあります。
・実行後、パソコンが強制的に再起動されるため、作業中のファイルは必ず保存して閉じておいてください。

このリセットを実行すると、Windowsのネットワークに関するすべてのコンポーネントが初期化され、工場出荷時に近い状態で再構成されます。多くのネットワークトラブルにおいて、これが「最終手段」として非常に高い効果を発揮します。再起動後、Wi-Fiのマークをクリックして、今まで見えなかったネットワークが表示されているか確認しましょう。

SSIDとパスワードを再入力して接続する

ネットワークのリセットが完了し、無事に「利用できるネットワーク」の一覧に自分のWi-Fi名(SSID)が表示されるようになったら、最後に接続設定を行います。一覧の中から自分の使っているルーターのSSIDを探してクリックしましょう。リセット後は以前の接続情報が消えているため、改めてセキュリティキー(Wi-Fiパスワード)の入力が必要になります。

パスワードは通常、ルーター本体の側面や底面に貼られているシールに記載されています。「暗号化キー」や「KEY」と書かれている英数字です。大文字と小文字を間違えないように慎重に入力してください。正しく入力できれば、「接続済み」という表示に変わり、再びインターネットが利用できるようになります。

もし一覧にたくさんのWi-Fi名が出てきてどれが自分のかわからない場合は、ルーターのシールにある「SSID」という項目を確認してください。近隣の家の電波も表示されることがありますが、自分のルーター名さえわかれば迷うことはありません。一度接続すれば、次回からは自動的に繋がるようになります。

優先順位の高い保存済みネットワークを削除する

稀に、過去に接続した古いネットワーク情報が邪魔をして、新しい一覧の表示を阻害していることがあります。ネットワークリセットを行いたくない場合は、手動で不要なWi-Fi情報を削除してみましょう。設定の「既知のネットワークの管理」から、過去に使っていたホテルのWi-Fiや古いルーターの情報を「削除(忘れる)」していきます。

古い情報が残っていると、パソコンが一生懸命存在しない電波を探し続けてしまい、現在の周囲の状況をうまくスキャンできないことがあるのです。整理整頓をすることで、今ある電波をスムーズに拾えるようになります。特に、引っ越しをした後やルーターを買い替えた直後などは、この整理作業が効果的です。

ネットワークの管理画面は、Windows 11であれば「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「既知のネットワークの管理」からアクセスできます。リストの中に現在使っていない名前があれば、思い切ってすべて削除してしまいましょう。これにより、スキャン動作が安定し、目的のネットワークが表示されやすくなります。

ルーターや周辺環境を見直して改善する方法

パソコン側の設定をすべて見直してもネットワークが表示されない場合、原因は「電波を発信している側」、つまりルーターやその周囲の環境にある可能性が高いです。パソコンが電波を探していても、ルーターが電波を出していなければ、一覧には何も表示されません。最後に、物理的な側面からのアプローチを確認しましょう。

ルーターの再起動と設置場所の確認

ルーターは24時間365日動かし続けていることが多いため、内部で熱がこもったり、メモリがいっぱいになったりしてフリーズすることがあります。まずはルーターのコンセントを抜き、1分ほど待ってから再び差し込んでください。これによりルーターが再起動し、電波の送信機能が正常に戻ります。これは通信トラブルの解決策として最も基本的で効果的な方法です。

また、ルーターの設置場所も重要です。ルーターを床に直置きしていたり、テレビの裏や棚の奥深くに隠していたりしませんか。電波は障害物に弱いため、できるだけ部屋の見通しの良い、高い場所に設置するのが理想的です。また、金属製の棚の中などは電波を遮断してしまうため、避けるようにしましょう。

さらに、ルーターの周りに他の家電製品がないかもチェックしてください。特にコードレス電話や電子レンジ、Bluetooth機器などは、Wi-Fiと同じ周波数帯を使用していることがあり、電波干渉を引き起こします。ルーターを再起動してもパソコン側にネットワークが出てこない場合は、少し場所を移動させてみるだけで、嘘のように表示されることがあります。

2.4GHzと5GHzの周波数帯を切り替える

Wi-Fiには主に「2.4GHz」と「5GHz」という2つの周波数帯があります。ルーターによっては、この片方の電波だけが止まっていたり、パソコン側が片方の周波数に対応していなかったりすることがあります。「利用できるネットワーク」に片方のSSID(例:XXX-G)は出るのに、もう片方(例:XXX-A)が出ないという場合は、周波数の特性を理解しましょう。

2.4GHzは壁などの障害物に強いですが、家電の干渉を受けやすいのが特徴です。一方、5GHzは干渉に強く高速ですが、壁などの障害物に弱いという特性があります。もし、パソコンが古めのモデルであれば、5GHzに対応していない場合があります。その場合、5GHzの電波しか出していないルーターだと、ネットワーク一覧には何も表示されません。

ルーターの設定画面にログインできる場合は、両方の周波数帯が有効になっているかを確認してください。また、パソコンが対応している周波数を確認し、適切な方に接続を試みましょう。最近のルーターでは「バンドステアリング」という機能で2つを1つにまとめていることもありますが、トラブル時にはあえてこれらを分離して個別のSSIDにすると解決しやすくなります。

ルーターのステルス機能を解除・確認する

先にも少し触れましたが、ルーターの設定で「SSIDステルス(隠蔽)」が有効になっていると、パソコンの自動スキャンではネットワークが見つかりません。これはセキュリティを高めるための機能ですが、利用する側からすると「Wi-Fiが存在しない」ように見えてしまいます。もし家族や管理者が設定を変更した覚えがあるなら、ここを確認しましょう。

ステルス機能がオンの場合、パソコン側で「非公開のネットワーク」を選択し、手動でSSID名とパスワードを正確に入力する必要があります。一文字でも間違えると接続できません。不便を感じる場合は、ルーターの設定画面からステルス機能を「無効(オフ)」に変更すれば、他のWi-Fiと同じように一覧に名前が表示されるようになります。

また、ルーターのファームウェア(内部ソフト)が古い場合も、最新のデバイスからのスキャンにうまく応答できないことがあります。メーカーの管理画面からファームウェアの更新がないかチェックしてみてください。最新の状態に保つことで、互換性が向上し、ネットワークが見つからないというトラブルを防ぐことができます。

周波数帯 メリット デメリット
2.4GHz (11g/b/n) 壁や床などの障害物に強く、遠くまで届く。 電子レンジなどの家電と干渉しやすく、速度が遅め。
5GHz (11a/n/ac/ax) 干渉が少なく、高速で安定した通信が可能。 障害物に弱く、ルーターから離れると電波が届きにくい。

パソコンのWi-Fiで利用できるネットワークが表示されない問題のまとめ

まとめ
まとめ

パソコンの「利用できるネットワーク」にWi-Fiが表示されないトラブルは、一見深刻に思えますが、その多くは設定の確認や簡単なリフレッシュ操作で解決可能です。まずは機内モードやWi-Fiのオン・オフといった基本設定を確認し、次にパソコンの再起動を試してみてください。これだけで直るケースが意外と多いものです。

それでも改善しない場合は、デバイスマネージャーからのドライバー再インストールや、ネットワークのリセットといった少し踏み込んだ操作を行いましょう。これらはパソコン内部の通信システムを正常な状態に書き換えてくれるため、非常に有効です。また、パソコンだけでなくルーターの再起動も忘れてはいけない重要なポイントです。

もしすべての方法を試しても一つのネットワークも表示されない、あるいは「Wi-Fiアダプターが見つかりません」といったエラーが出る場合は、パソコン内部のWi-Fiカードの故障や、アンテナ線の断線といった物理的な故障の可能性も考えられます。その際はメーカーのサポートや修理店に相談することも検討してください。この記事で紹介した手順を一つずつ確認することで、原因を特定し、快適なインターネット環境を一日も早く取り戻せることを願っています。

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