Macで作業を終え、USBメモリや外付けHDDを抜こうとした際、「ディスクの不正な取り出し」という警告画面が出て焦った経験はありませんか。急いでいるとついそのまま引き抜きたくなりますが、実はその行為が大切なデータを失う原因になるかもしれません。
Macにおいて周辺機器を正しく管理することは、本体の寿命を延ばし、データの安全を守るために非常に重要です。この記事では、macでのusb取り外しの基本手順から、どうしても取り出せないときのトラブル解決法まで、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。
正しい知識を身につけて、Macでのデータ管理をより安心・快適なものにしていきましょう。万が一のトラブルに備えた高度なテクニックも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
MacのUSB取り外し手順:初心者でも迷わない4つの基本操作

MacでUSBデバイスを安全に取り外すには、システムに対して「これからデバイスを切り離します」と通知する操作が必要です。これを一般的に「マウントを解除する」や「取り出す」と呼びます。まずは、最も標準的で簡単な4つの操作方法を確認していきましょう。
デスクトップのアイコンから取り出す方法
MacにUSBメモリや外付けドライブを接続すると、デスクトップ上にそのデバイスのアイコンが表示されます。最も直感的でわかりやすい取り外し方は、このアイコンを使用する方法です。デスクトップにある対象のアイコンを右クリック、または「Controlキー」を押しながらクリックしてください。
表示されたメニューの中から「”○○(デバイス名)”を取り出す」を選択します。クリックすると数秒でアイコンがデスクトップから消えます。アイコンが完全に消えたことを確認してから、物理的にUSBケーブルや本体を引き抜くようにしましょう。この一連の流れを習慣化することで、書き込みエラーを防ぐことができます。
もしデスクトップにアイコンが表示されない設定になっている場合は、Finderの設定から表示をオンにすることも可能ですが、後述するFinderのサイドバーを利用する方法が便利です。状況に合わせて使い分けられるようになると、作業効率が一段とアップします。
Finderのサイドバーを利用する方法
Finder(ファインダー)は、Macでファイルを管理するための中心的なアプリです。Dockにある顔のようなアイコンをクリックしてFinderウインドウを開くと、左側のサイドバーに「場所」という項目があり、そこに接続中のUSBデバイスが表示されています。
デバイス名の右側に、上向きの矢印にアンダーバーがついたような「取り出しボタン」が表示されているはずです。このボタンを一度クリックするだけで、安全に取り出す処理が始まります。リストから名前が消えれば、取り外し準備は完了です。複数のデバイスを繋いでいる場合に、名前を確認しながら確実に操作できるのがメリットです。
サイドバーにデバイス名が見当たらないときは、Finderメニューの「設定」から「サイドバー」タブを開き、「外部ディスク」にチェックが入っているか確認してみましょう。ここを確認しておくことで、接続されているはずのUSBが見つからないというトラブルも未然に防げます。
ゴミ箱へのドラッグ&ドロップで取り出す方法
昔からのMacユーザーにとってお馴染みの方法が、ゴミ箱アイコンを利用した取り出しです。デスクトップにあるUSBデバイスのアイコンをマウスでドラッグし、Dockにある「ゴミ箱」まで移動させてください。アイコンを重ねようとすると、ゴミ箱のマークが「取り出しアイコン」に変化します。
そのまま指を離せば、取り出し操作が実行されます。「ゴミ箱に入れるとデータが消えてしまうのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、外部デバイスの場合は「接続を解除する」という意味に変わるため、データが削除されることはありませんので安心してください。
この操作は直感的で素早く行えるため、マウス操作に慣れている方には非常に人気があります。ただし、誤ってデバイス内の個別のファイルをゴミ箱に入れてしまわないよう、必ずデバイス全体のアイコンをドラッグするように注意しましょう。
ショートカットキーを使った素早い取り出し
キーボード操作だけで完結させたい上級者の方には、ショートカットキーの利用がおすすめです。取り外したいUSBデバイスのアイコンを一度クリックして選択した状態、あるいはFinderでそのデバイスを選択した状態で、「Command(⌘) + E」キーを同時に押してください。
「E」は「Eject(イジェクト:取り出す)」の頭文字を指しています。この操作を行うと、即座に取り出し処理が実行されます。わざわざマウスを動かしてメニューを探す必要がないため、大量のデータをコピーした直後などにスムーズに作業を切り上げることができます。
また、複数のパーティション(分割された領域)があるドライブの場合は、すべてのボリュームを選択してからこのショートカットを押すことで、一括して取り出しを試みることも可能です。キーボード中心で操作する方にとっては、最もストレスの少ない取り外し方法と言えるでしょう。
なぜ「取り出し」が必要?安全な取り外しが重要な理由

「わざわざ操作しなくても、そのまま抜けばいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、Macで「取り出し」操作を行うのには、精密機器としての重要な理由があります。ここでは、なぜ物理的に抜く前にソフト上の操作が必要なのか、その裏側にある仕組みを詳しく見ていきましょう。
データの破損や消失を防ぐための仕組み
MacがUSBデバイスに対してデータの読み書きを行っている最中に突然接続が切れると、保存していたファイルが壊れてしまうリスクがあります。特に恐ろしいのは、いま扱っているファイルだけでなく、ディスク全体の管理情報(ファイルシステム)が破損してしまうことです。
管理情報が壊れると、MacがそのUSBを「読み取り不能なディスク」として認識してしまい、中のデータすべてにアクセスできなくなる恐れがあります。正しい取り外し操作を行うことで、Macは「これから通信を切るので、データの処理をすべて完了させてください」という命令を出し、安全な状態を確保します。
たとえ自分でファイルを保存した直後であっても、OSが裏側で細かいデータの整合性を整えている場合があります。こうした見えない作業を邪魔しないためにも、システムの許可を得てから取り外すことが、データを守る最大の秘訣なのです。
OS側のキャッシュ書き込み処理とは?
Macには、動作を高速化するために「書き込みキャッシュ」という仕組みが備わっています。これは、ユーザーが「保存」を押した瞬間、すぐにUSBへ書き込むのではなく、一旦Mac本体の高速なメモリ(RAM)にデータを蓄え、後でまとめてUSBへ転送する仕組みのことです。
画面上ではコピーが完了したように見えても、実際にはまだメモリからUSBへの転送がバックグラウンドで続いていることがあります。この状態で物理的に抜いてしまうと、メモリに残っていたデータは行き場を失い、消失してしまいます。これが「不正な取り出し」によるデータ化けの正体です。
「取り出す」という操作を指示すると、Macはこのメモリ上の未送信データをすべてUSBへ吐き出してから、接続を終了させます。この「待ち時間」こそが、データの整合性を保つための大切な儀式なのです。少しの時間を惜しんで数時間の作業成果を失わないよう、キャッシュの概念を理解しておきましょう。
ハードウェアへの物理的な負荷を軽減する
安全な取り外し操作は、ソフトウェア的なデータ保護だけでなく、物理的なハードウェアの保護にも繋がります。USBデバイスには常に電力が供給されており、取り出し操作を行うことで、デバイス側への電力供給を安全に遮断または抑制する制御が行われる場合があります。
特にHDD(ハードディスクドライブ)のように、内部で磁気ディスクが高速回転しているデバイスの場合、急な通電遮断は読み取りヘッドの故障(ヘッドクラッシュ)を招くリスクがゼロではありません。正しい手順を踏むことで、ドライブ側の動作を完全に停止させ、安全な状態で停止させることができます。
また、端子部分での電気的なショート(短絡)を防ぐ意味でも、システム的に通信をストップさせておくことは有効です。お気に入りのMac本体や、高価な外付けSSDを長く使い続けるためにも、優しく取り扱う姿勢が大切です。機器への思いやりが、予期せぬ故障からあなたを救ってくれます。
知っておきたい豆知識
最近のmacOSでは以前よりもデータの整合性維持が強化されていますが、それでも「書き込み中」の遮断は致命的です。常に「アイコンが消えてから抜く」を徹底しましょう。
MacでUSBが取り外せない!エラーが出る主な原因

正しい手順で取り出そうとしても、「ディスク”○○”は使用中のため取り出すことができません」というエラーメッセージが表示され、取り外しを拒否されることがあります。このような状態になるには、Macの中で何らかのプロセスがそのUSBを掴んでいる証拠です。主な原因を整理しましょう。
ファイルやアプリがUSB内のデータを使用している
最も多い原因は、単純にUSB内のファイルを開きっぱなしにしているケースです。たとえば、USBメモリに保存されているExcel書類やPDFを開いていたり、画像ファイルをプレビューで見ていたりすると、Macはそのファイルが変更される可能性を考慮して、デバイスをロックします。
目に見えるウインドウを閉じていても、アプリ自体がバックグラウンドでファイルを掴んでいることも珍しくありません。画像編集ソフトや動画制作ソフトなどは、一度読み込んだ素材へのパス(データの所在)を保持し続ける性質があるため、アプリを完全に終了させるまで取り出しを許可してくれないことがあります。
まずは開いているすべてのウインドウを確認し、USB内のファイルに関連するアプリがないかチェックしましょう。特に意識していなくても、最近使った項目の履歴などが影響する場合もあります。思い当たるアプリを一度終了させるだけで、あっさりと取り外せるようになることが多いです。
バックアップツール(Time Machineなど)が動作中
外付けHDDをバックアップ用に使用している場合、Macの標準機能である「Time Machine」が動作していることが原因で取り出せないことがあります。Time Machineは一定の間隔で自動的にデータのコピーを行うため、ユーザーが気づかないうちにバックアップが開始されているのです。
バックアップの進行中に取り出しを試みると、システムはデータの整合性を守るために取り出しを中断させます。メニューバーにある時計のようなアイコンが回転している場合は、バックアップが進行中です。この場合は、作業が完了するまで待つか、メニューから手動でバックアップを停止させる必要があります。
「バックアップを準備中」という表示のときも同様です。無理に中断させると、バックアップデータ自体が不安定になる可能性があるため注意が必要です。Time Machine以外にも、独自の同期ソフトやクラウドストレージとの連携アプリが動いていないか、確認してみるのが賢明です。
Spotlightのインデックス作成によるアクセス
Macには、ファイルの中身を素早く検索するための「Spotlight(スポットライト)」という機能があります。新しいUSBデバイスを接続した際や、大量のデータをコピーした直後などは、Spotlightがその中身を解析して「索引(インデックス)」を作ろうとします。
このインデックス作成が行われている間は、MacがUSBに激しくアクセスしている状態になるため、取り出しができないことがあります。特に数GB以上の大量のファイルを移動させた後は、しばらく様子を見てください。アクティビティモニタを確認すると、「mds」や「mdworker」といったプロセスが動いているのがわかります。
どうしても頻繁にこの現象が起きて困るという場合は、システム設定の「SiriとSpotlight」にある「Spotlightのプライバシー」設定から、そのUSBドライブを検索対象から除外するように登録することも可能です。ただし、検索機能が使えなくなるため、メリットとデメリットを考えて設定しましょう。
システムの一時的なフリーズや不具合
稀に、どのアプリも使っていないはずなのに「使用中」と表示され続けることがあります。これは、OS内部の管理プロセスが何らかの理由でフリーズしてしまい、USBデバイスを解放する命令を受け付けなくなっている状態です。いわゆる「システムの不具合」です。
このような状況では、通常の「取り出し」ボタンを何度押しても反応がないか、同じエラーが繰り返されます。これは古いmacOSで発生しやすかった問題ですが、最新のバージョンでも周辺機器との相性やメモリ不足が原因で起こることがあります。ユーザーに落ち度がなくても発生するトラブルの一つです。
また、USBハブやドッキングステーションを経由している場合に、ハブ側のチップセットが不安定になり、Mac側が正しい取り出し信号を送れなくなっているパターンも考えられます。この場合は個別のアプリ終了だけでは解決しないため、次のセクションで紹介する強制的な対処法が必要になります。
Spotlightのインデックス作成が動いているかどうかは、メニューバーの検索アイコン(虫眼鏡)をクリックした際にプログレスバーが表示されているかどうかで判断できる場合があります。
USBを安全に取り外すためのトラブル解消法

エラーが出て取り外せないからといって、いきなり引き抜くのは最終手段です。その前に、システムを傷つけずに安全に取り外すためのステップがいくつか存在します。ここでは、トラブルが発生したときに試すべき具体的な対処法を順番に解説します。
「強制的に取り出す」を選択する際のリスクと注意点
取り出し操作に失敗したとき、Macから「強制的に取り出しますか?」というダイアログが表示されることがあります。これは最後の警告のようなものです。「強制的に取り出す」ボタンを押せば、使用中のプロセスを無視してマウントを解除できますが、これにはリスクが伴います。
もし本当にファイルが書き込み途中だった場合、そのファイルの一部が消えたり、保存内容が以前の状態に戻ってしまったりします。最悪の場合、ドライブ全体のデータ構造が壊れてフォーマットが必要になることもあります。このボタンを押す前に、必ず他に開いているアプリがないか再確認してください。
基本的には、このオプションは「他にどうしようもないとき」だけ使うようにしましょう。可能であれば、後述するMacの再起動などを経て、システムが自然にデバイスを解放するのを待つ方が安全です。どうしても急ぎで持ち出さなければならない時だけの、緊急避難的な手段と考えておきましょう。
実行中のアプリをアクティビティモニタで確認して終了する
どのアプリがUSBを邪魔しているのか特定できないときは、「アクティビティモニタ」というツールが役立ちます。Finderの「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにあります。これを起動して、「ディスク」タブを確認してみましょう。
特定のアプリがUSBドライブに対して読み書きを行っている場合、そのアプリ名が表示されます。また、コマンドラインに慣れている方であれば、ターミナルを開いて「lsof /Volumes/デバイス名」と入力することで、そのデバイス内のファイルを開いているプロセスを特定することも可能です。
怪しいプロセスが見つかったら、アクティビティモニタ上の「×」ボタンを押して「強制終了」させることができます。ただし、システムに必要なプロセスを止めてしまうとMac全体の動作が不安定になるため、自分が心当たりのあるアプリ名(Photoshopや動画プレイヤーなど)に絞って操作してください。
Finderを再起動して認識状態をリセットする
Finder自体がUSBの情報を正しく更新できずに「使用中」と思い込んでいるケースがあります。この場合は、Finderを再起動(リセット)することで解決することがあります。通常のアプリとは違い、Finderは常に動いているため、少し特殊な操作で終了させます。
「Option」キーを押しながら、DockにあるFinderアイコンを右クリックしてください。すると、通常は表示されない「再度開く」というメニューが現れます。これを選択すると、Finderが一度終了し、すぐに再起動します。この操作でファイル管理のプロセスがリフレッシュされます。
Finderを再度開いた後、もう一度取り出し操作を試してみてください。これだけで、先ほどまでのエラーが嘘のように消えて、スムーズに取り出せるようになることが多々あります。Macの動作が全体的に重いと感じる時にも有効なテクニックですので、覚えておいて損はありません。
Macをシステム終了・再起動して物理的に抜く
あらゆる方法を試しても取り出せない場合の、最も確実で安全な方法は「Mac自体の再起動またはシステム終了」です。Macを終了させれば、すべてのアプリとシステムプロセスが完全に停止するため、USBデバイスとの通信も強制的に、かつ安全な手順で遮断されます。
画面左上のアップルメニューから「再起動」または「システム終了」を選択してください。終了処理中に「一部のディスクが取り出せません」といったエラーが出ることもありますが、そのまま続行させて電源が完全に落ちるのを待ちます。Macの画面が真っ暗になり、電源が切れた状態なら、物理的に抜いても全く問題ありません。
急いでいるときには面倒に感じるかもしれませんが、力任せに抜いてデータを失うコストに比べれば、再起動の数分間は短いものです。どうしても取り出せないときは、意地にならずに再起動を選ぶのが、結果として最も早くトラブルを解決する近道となります。
外付けHDDやSSDを常に快適に使うための設定とコツ

USBの取り外しで毎回苦労しないためには、普段からの設定や使い方も重要です。Macとの相性を良くし、エラーが起きにくい環境を整えることで、日々のストレスを大幅に軽減できます。ここでは、長く快適にデバイスを使い続けるためのポイントを紹介します。
ディスクユーティリティでのフォーマット形式の確認
MacでUSBデバイスを快適に使うためには、適切な「フォーマット(形式)」を選ぶことが重要です。買ってきたばかりのUSBメモリがWindows用の「NTFS」形式だった場合、Macでは読み取り専用になり、書き込み時に不具合が起きたり、取り出しが不安定になったりすることがあります。
Macだけで使うなら「APFS」や「Mac OS拡張(ジャーナリング)」、Windowsとも共有するなら「exFAT」がおすすめです。フォーマットの確認や変更は、プリインストールされている「ディスクユーティリティ」で行えます。適切な形式に整えることで、システムとの連携がスムーズになります。
ただし、フォーマットを行うとそのデバイス内のデータはすべて消去されてしまいます。フォーマットを変更する際は、必ず中身のデータを別の場所にバックアップしてから行ってください。一度最適な形式に設定してしまえば、それ以降の「取り出し」に伴うエラーの発生頻度を抑えることができます。
スリープ時に接続を維持するかどうかの設定
Macをスリープさせた際、外付けデバイスへの電力供給が不安定になり、スリープ解除時に「不正な取り出し」の警告が出ることがあります。これはMacの省電力設定が関係しています。システム設定の「ディスプレイ」または「省エネルギー」を確認してみましょう。
「ディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない」といった設定や、ハードディスクを可能な限りスリープさせる設定を調整することで、接続の安定性が変わります。特にポータブルHDDなど、電力をMacから供給しているデバイスを使っている場合は、電力不足が原因で接続が切れることがあります。
スリープから復帰するたびに警告が出るようであれば、設定を見直すか、スリープさせる前に手動でデバイスを取り出す習慣をつけるのがベストです。毎回警告が出る状態を放置すると、少しずつファイルシステムにダメージが蓄積していくため、早めに対策を打っておきましょう。
ハブやアダプタ経由での接続トラブルを防ぐには
最近のMacBookシリーズはUSB-Cポートしかないため、ハブやアダプタを使ってUSB-A機器を接続している方が多いでしょう。しかし、安価なハブや品質の低いケーブルを使用していると、接触不良やノイズが原因で突然マウントが解除されてしまうことがあります。
これが原因で「取り出し」が正常に行えなくなるパターンも非常に多いです。デバイスが取り出せないときは、ハブ自体の不調も疑ってみてください。可能であれば、信頼性の高いメーカー製のハブを使用し、複数の高負荷デバイス(外付けHDDとディスプレイなど)を同時に繋ぐときは、セルフパワー(コンセント給電)式のハブを選ぶと安定します。
また、USBポートには埃が溜まりやすく、それが原因で接触が不安定になることもあります。エアダスターなどで定期的に清掃するだけでも、取り出し時のトラブルを未然に防ぐ効果があります。接続環境を安定させることが、ソフトウェア的なトラブルを減らす第一歩となります。
| フォーマット形式 | Macでの利用 | Windowsでの利用 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| APFS | 最適(高速) | 不可(専用ソフトが必要) | 最新MacのSSD・HDD |
| Mac OS拡張 | 良好 | 不可 | 古いMacとの互換性重視 |
| exFAT | 可能 | 可能 | MacとWinでのデータ共有 |
| FAT32 | 可能 | 可能 | 古い機器・小容量USB |
MacのUSB取り外しに関するトラブルまとめ
MacでUSBデバイスを安全に取り外すことは、単なる作法ではなく、大切なデータを守り、機器の寿命を延ばすための必須のプロセスです。基本となるのは、デスクトップのアイコンやFinderのサイドバー、そしてショートカットキー(Cmd+E)を活用して、OSにしっかりと「終了の合図」を送ることです。
万が一、エラーメッセージが出て取り外せない状況になっても、焦って無理やり引き抜くのは避けましょう。まずは開いているアプリを閉じ、Finderを再起動し、それでもダメならMac本体を再起動するという段階的な対処を行うことが、最も安全で確実な解決策となります。
また、日頃からデバイスのフォーマット形式に気を配り、信頼性の高い接続機器(ハブなど)を使用することで、取り出し時のエラーそのものを未然に防ぐことができます。「たかがUSBの取り外し」と思わず、こうした小さなメンテナンスの積み重ねが、トラブルのない快適なMacライフを支えてくれます。
もし次に「取り出せません」という警告が出たときは、この記事で紹介した手順を一つずつ落ち着いて試してみてください。正しく対処すれば、あなたのデータが失われることはありません。この記事が、あなたのMac利用における不安を解消する手助けになれば幸いです。

