AirTagの電池残量は、iPhoneやiPadの「探す」アプリから確認できます。ただし、残量を「80%」「50%」のような数値で表示する機能はありません。電池が少なくなると通知が届き、「探す」アプリにも「バッテリー残量低下」と表示されます。
AirTagの電池寿命は1年以上が目安です。残量低下の通知が届いたら、CR2032 3Vのコイン型リチウム電池に交換しましょう。
この記事では、AirTagの残量を確認する手順、電池交換のタイミング、使用できる電池の選び方、交換後に反応しない場合の対処法を分かりやすく解説します。
AirTagの残量を確認する方法

AirTagの電池が少なくなっているかどうかは、「探す」アプリの持ち物一覧から確認できます。現在の仕様では、電池残量が十分にあるときに電池アイコンやパーセントは表示されません。
「探す」アプリで確認する手順
AirTagの電池状態を確認する手順は次のとおりです。
- iPhoneまたはiPadで「探す」アプリを開きます。
- 画面下部の「持ち物を探す」をタップします。
- 電池状態を確認したいAirTagを選択します。
- AirTagの名前の下に警告が表示されていないか確認します。
電池が少なくなっている場合は、AirTagの名前の下に「バッテリー残量低下」と表示されます。この表示がなければ、少なくとも電池交換を求める警告は出ていない状態です。
電池が少なくなるとiPhoneに通知が届く
AirTagの電池残量が低下すると、ペアリングしているiPhoneに電池交換を促す通知が表示されます。普段から「探す」アプリを開いて確認する必要はなく、基本的には通知が届いてから交換を準備すれば問題ありません。
ただし、通知を消してしまった場合や、複数のAirTagを使っていてどの電池が少ないのか分からない場合は、「探す」アプリの「持ち物を探す」から個別に確認してください。
電池残量をパーセントで確認することはできない
AirTagでは、電池残量を具体的な数値で確認できません。以前のソフトウェアでは電池アイコンが表示されることもありましたが、現在は残量が低下したときに警告する方式です。
そのため、AirTagの残量管理では次の2点を確認することが重要です。
AirTagの残量を判断するポイント
・iPhoneに電池残量低下の通知が届いていないか
・「探す」アプリに「バッテリー残量低下」と表示されていないか
数値が表示されないこと自体は故障ではありません。また、警告が表示された時点であと何日使えるかも確認できないため、通知に気づいたら早めに交換用電池を用意しましょう。
AirTagの電池寿命は1年以上が目安

AirTagは、通常の使い方で電池が1年以上持続するように設計されています。ただし、実際の電池寿命は使用状況や周囲の環境、交換用電池のメーカーなどによって変わります。
電池寿命は使い方によって変わる
AirTagは、Bluetooth信号を利用して周囲の対応デバイスに検知される仕組みです。通常は消費電力を抑えて動作しますが、サウンド再生や「正確な場所を見つける」機能の使用状況などによって、電池の持続期間が変わる可能性があります。
また、極端に暑い場所や寒い場所での使用、電池の品質や保管状態も電池寿命に影響します。「必ず1年間使える」と考えるのではなく、1年以上という期間は目安として捉えてください。
電池交換の時期を記録しておくと管理しやすい
複数のAirTagを使用している場合は、電池を交換した日をスマートフォンのメモやカレンダーに記録しておくと管理しやすくなります。
交換から1年前後が経過しているAirTagを旅行や出張に持っていく場合は、事前に「探す」アプリで警告が出ていないか確認し、予備のCR2032電池を用意しておくと安心です。
残量低下の通知が来たら早めに交換する
「バッテリー残量低下」と表示されても、直ちにAirTagが停止するとは限りません。しかし、残りの使用可能期間は表示されないため、そのまま使い続けるのはおすすめできません。
大切な鍵やバッグに取り付けている場合は、必要なときに位置情報を確認できなくなることを防ぐため、通知を確認した段階で交換しましょう。
AirTagの交換用電池はCR2032 3V

AirTagには、ユーザー自身で交換できるCR2032 3Vのコイン型リチウム電池が使われています。一般的な電気店やドラッグストアなどで購入できます。
似た型番の電池と間違えない
コイン型電池には、CR2025やCR2016など、見た目がよく似た製品があります。しかし、型番によって厚みや容量が異なるため、AirTagには指定されたCR2032 3Vを使用してください。
| 確認項目 | 選ぶ内容 |
|---|---|
| 型番 | CR2032 |
| 電圧 | 3V |
| 種類 | コイン型リチウム電池 |
| 苦味剤付き電池 | AirTag対応と記載された製品を選ぶ |
苦味剤コーティング付き電池は対応表示を確認する
コイン型電池には、子どもの誤飲防止を目的とした苦味剤コーティング付きの製品があります。苦味剤付きの電池がすべて使用できないわけではありませんが、一部の製品はコーティングの影響でAirTagの接点と通電しない場合があります。
苦味剤付きの電池を選ぶ場合は、パッケージにAirTagに対応していることを示す記載がある製品を使用してください。対応の記載がない電池で音が鳴らない場合は、別のCR2032電池に交換して確認しましょう。
交換前に用意するもの
AirTagの電池交換に工具は必要ありません。次のものを準備しておくと、作業をスムーズに進められます。
- 新しいCR2032 3V電池
- AirTagを置く柔らかい布
- 乾いた清潔な布
電池やAirTagの内部がぬれている場合は、十分に乾燥させてから作業してください。電池の接触面や本体内部には、できるだけ指の油分や汚れを付けないようにします。
AirTagの電池を交換する手順

AirTagの電池は、ステンレススチール製のカバーを回して取り外すだけで交換できます。電池の向きとカバーの位置に注意して作業しましょう。
手順1:電池カバーを反時計回りに回す
AirTagの光沢があるステンレススチール製の面を上に向けます。カバーを指でしっかり押し下げたまま、反時計回りに回してください。
カバーがそれ以上回らない位置まで動いたら、押さえていた指を離してカバーを取り外します。指が滑る場合は、乾いた布などを使うと回しやすくなります。
手順2:古い電池を取り外す
カバーを外したら、古い電池を取り出します。使用済みのコイン型電池は、端子部分をテープで絶縁し、住んでいる地域や回収店舗のルールに従って処分してください。
古い電池と新しい電池が混ざらないよう、取り外した電池はすぐに分けておきましょう。
手順3:新しい電池をプラス面を上にして入れる
新しいCR2032 3V電池を、プラス面を上にしてAirTagへ挿入します。型番や「+」が印刷されている平らな面が上です。
正しく通電すると、AirTagから音が鳴ります。電池を置いても音が鳴らない場合は、向きや型番を確認してください。
手順4:カバーを時計回りに回して閉じる
電池カバーにある3つの爪を、AirTag本体側の3つの溝に合わせます。カバーを押し下げながら、今度は時計回りに回してください。
カバーがそれ以上回らなくなり、本体との間に不自然な隙間がなければ交換は完了です。
手順5:「探す」アプリで動作を確認する
交換後はiPhoneをAirTagの近くに置き、「探す」アプリを開きます。「持ち物を探す」から対象のAirTagを選び、位置情報が更新されるか確認してください。
交換前に表示されていた「バッテリー残量低下」の警告が消えていれば、新しい電池が認識されています。
電池交換後にAirTagが反応しない場合の対処法

新しい電池を入れても音が鳴らない場合や、「探す」アプリにAirTagが表示されない場合は、電池の向きや接触状態を順番に確認します。
電池を入れても音が鳴らない場合
電池を入れたときに通電音が鳴らない場合は、次の項目を確認してください。
- 電池がCR2032 3Vであるか
- プラス面が上になっているか
- 電池が傾かず平らに入っているか
- 電池や本体の接点に汚れが付いていないか
- 苦味剤付きの場合はAirTag対応製品であるか
一度電池を取り外し、向きを確認してから入れ直します。それでも音が鳴らない場合は、新品の別のCR2032電池で試してください。
「バッテリー残量低下」が消えない場合
電池交換直後は、「探す」アプリの表示がすぐに更新されないことがあります。AirTagとiPhoneを近くに置き、次の順番で確認しましょう。
- 「探す」アプリを終了して開き直します。
- iPhoneのBluetoothがオンになっているか確認します。
- 安定したWi-Fiまたはモバイル通信に接続します。
- iPhoneを再起動します。
- 電池を入れ直し、通電音が鳴るか確認します。
警告が消えず、通電音も不安定な場合は、電池の接触不良が考えられます。別のメーカーや別のパッケージのCR2032電池に交換して確認してください。
AirTagが「探す」アプリに表示されない場合
電池交換だけで、登録済みのAirTagがApple Accountから削除されることはありません。表示されない場合は、Bluetooth、位置情報サービス、インターネット接続が有効になっているか確認し、iPhoneを再起動します。
それでも接続できない場合は、AirTag本体のリセットを試します。ただし、リセットは電池交換のたびに必要な操作ではありません。通常の確認方法で解決しない場合に行ってください。
AirTagをリセットする手順
AirTagのリセットは、電池を入れて音を鳴らす操作を合計5回行います。
- 電池カバーと電池を取り外します。
- 電池をプラス面を上にして入れ、音が鳴るまで約2秒押し下げます。
- 音が鳴り終わったら電池を取り外します。
- 同じ操作をさらに4回繰り返します。
- 5回目に、それまでとは異なる音が鳴ったことを確認します。
- カバーの爪と本体の溝を合わせ、時計回りに回して閉じます。
合計5回すべてで音が鳴る必要があります。5回目の音が変われば、AirTagを再びペアリングできる状態です。
なお、本体をリセットしても、登録先のApple Accountとの関連付けが自動的に解除されるわけではありません。別の人へ譲る場合は、元の所有者が「探す」アプリからAirTagを削除する必要があります。
電池カバーが閉まらない場合
カバーが浮いたり回らなかったりするときは、次の点を確認してください。
- 電池の型番がCR2032であるか
- 電池が傾かず収まっているか
- カバーの3つの爪が本体の溝に合っているか
- 溝にゴミや異物が入っていないか
無理に力を加えるとカバーや爪が変形するおそれがあります。一度カバーと電池を取り外し、位置を合わせ直してから閉じてください。
| 症状 | 主な確認項目 | 対処法 |
|---|---|---|
| 電池を入れても音が鳴らない | 型番、向き、接触状態 | プラス面を上にして入れ直し、別の新品電池も試す |
| 残量低下の表示が消えない | 情報の更新、接触不良 | アプリやiPhoneを再起動し、電池を入れ直す |
| 「探す」に表示されない | Bluetooth、位置情報、通信 | 各設定を確認し、必要に応じて本体をリセットする |
| カバーが閉まらない | 電池の型番、爪と溝の位置 | CR2032か確認し、電池とカバーを置き直す |
AirTagの残量に関するよくある質問

AirTagの電池残量や交換について、迷いやすいポイントをまとめます。
残量が何パーセントあるか確認できますか?
確認できません。AirTagは現在、電池残量をパーセントや段階別のアイコンで表示する仕様ではありません。残量が低下すると、iPhoneへの通知と「探す」アプリの警告で交換時期を知らせます。
警告が表示されてから何日使えますか?
残りの日数は表示されず、使用環境によっても異なるため判断できません。大切な持ち物に付けている場合は、警告を確認した時点で早めに交換してください。
電池交換をするとAirTagの再登録が必要ですか?
通常の電池交換で再登録する必要はありません。新しい電池を正しく入れれば、登録済みのAirTagとしてそのまま使用できます。
苦味剤付きのCR2032は使えませんか?
苦味剤付きでも、AirTag対応と明記された製品は使用できます。ただし、一部の苦味剤付き電池は接触しないことがあるため、購入時にパッケージの対応表示を確認してください。
AirTagの残量管理と電池交換のまとめ
AirTagの電池残量は、「探す」アプリの「持ち物を探す」から確認できます。ただし、残量はパーセントでは表示されません。電池が少なくなるとiPhoneに通知が届き、AirTagの名前の下に「バッテリー残量低下」と表示されます。
電池寿命は1年以上が目安ですが、使用状況や環境、交換用電池によって変わります。警告が表示されたら、CR2032 3Vのコイン型リチウム電池へ早めに交換しましょう。
交換するときは、電池のプラス面を上にして入れ、通電音が鳴ることを確認します。苦味剤付きの電池を購入する場合は、AirTag対応と記載された製品を選ぶことも重要です。
新しい電池を入れても反応しない場合は、型番、電池の向き、接触状態、Bluetoothや位置情報の設定を順番に確認してください。正しく残量を管理しておけば、必要なときにAirTagが使えないトラブルを防ぎやすくなります。


